SDGsの取り組み
さらに、施設や公園自体でも“熱”、“水”、“防災”、“公園”をテーマにサステナブルな取り組みを実施、これにあわせて「スマシーサステナブル委員会」を発足いたします。
須磨海浜公園・神戸須磨シーワールド・神戸須磨シーワールドホテル・松の杜ヴィレッジでは今後も環境に配慮した様々な取り組みを行い、神戸・須磨のブランド化につながる「よりよい未来」を目指して、地域に貢献してまいります。
- 新基準で国内初となる「CASBEE街区2023年版Sランク」をはじめ環境認証等を取得。環境を守る取り組みを積極的に実施
産・官・学共同プロジェクトにより開発された『建築環境総合性能評価システム(CASBEE)』は、建築物を環境性能で評価し、格付けする手法で、単体建築物だけでなく建築群としての環境性能を評価する「CASBEE街区」にて、2023年に新基準が制定されてから、国内初となる「CASBEE街区新基準Sランク」を取得いたしました。
その他にも、「BELS」「CASBEE神戸」「サステナブル省CO2先導事業採択」「省エネ街区形成事業採択」「災害時の強靭性向上支援事業採択」の計6つの環境認証を取得し、地域の環境に配慮しております。
- 阪神淡路大震災の教訓から、公園全体で“熱”、“水”、“防災”をテーマにサステナブルな取り組みを実施
阪神淡路大震災時、インフラの断絶により水冷式発電機が起動できず、取水・濾過が不能となり、多くの飼育生物が犠牲となりました。
一方、震災後水族園内を避難所や近隣の中学校の臨時教室として利用するなど、非常時における地域への役割を果たしてきました。
こうした経験から、
“水”、“熱”、“防災”、の3つの軸で、大型災害時のエネルギー面での自立、通常時におけるエコな施設整備を含めたサステナブルな取組を実施いたします。
熱<熱源水ネットワーク>
熱源水ネットワークと水冷空調によりエネルギー消費量を25%削減するなど、水族館の特性に合わせたエネルギー効率利用をして環境負荷の低減をします。
水<ゼロウォーターアクアリウム>
超節水型ろ過システムでの海水使用量の削減、井水処理設備の 高度利用による一般空調・暑熱対策などを行うことで、全体の水使用の削減をします。
防災<信頼性の高いインフラ・非常時のエネルギー自立>
阪神淡路大震災の被災から水・電力・熱の自立が重要であると考え、海水取水設備により非常時には動力不要で取水するなど、事業継続計画(BCP)を強化。
▲阪神淡路大震災の際の須磨海浜水族園の様子
阪神淡路大震災では液状化によって建物が倒壊し、多くの方が被災しました。須磨海浜水族園でも地盤沈下等によって海水取水ポンプ室が倒壊し送水管や配電線が寸断され、展示水槽への海水の供給が途絶え、多くの飼育生物が犠牲となり多大な影響を与えました。
具体的な取り組み一覧
- 熱源水ネットワーク
- ゼロウォーターアクアリウム
- 信頼性の高いインフラ
- 非常時のエネルギー自立
- 超節水ろ過システム
- スタジアムの暑熱対策
- 感染防止対策
- 除湿・除塩システム
- 歴史性を把握し、次世代へと繋ぐデザインの追求
- 地域の防災拠点
- 既存の松林や生態系に配慮した計画
- 自然環境の保全と育成
- 須磨海浜公園全体で目指す環境負荷低減
- ホテル棟のバリアフリー設備
▲公園内にスマートゴミ箱「SumaGO」を設置しています
▲スタジアムの暑熱対策として排水の冷熱を利用する冷却・加温椅子システムを取り入れています
▲立体駐車場に太陽光パネルを設置しています
▲松林の保全・育成をしています
- スマシーサステナブル委員会について
地域とともに、30年後のゴールを目指し、エリアとしてサステナブルな取り組みを行っていくため、「スマシーサステナブル委員会(仮称)」を2024年5月に発足いたします。詳細は、本サイトのNEWSにて順次公開してまいります。