須磨海浜公園 SUMA SEASIDE PARK

須磨琴(すまこと)は、一枚の板に一本の絃だけが張られたシンプルな楽器。「一絃琴(いちげんきん)」「板琴(いたこと)」「独絃琴(どくげんきん)」などとも呼ばれることがあります。平安時代、都を追われて須磨に流されてきた在原行平(ありわらのゆきひら)が、浜辺に流れてきた木片に糸を張り、それを弾いてさびしさをまぎらわせたという言い伝えが有名です。きれいなその音色は、発祥地とされる須磨の伝統の調べとして、今も人々をうっとりさせてくれます。

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