須磨海浜公園 SUMA SEASIDE PARK

温和な気候で美しい自然に囲まれた須磨は、古来より松尾芭蕉をはじめとする文人たちがこの地を訪れ、須磨の魅力を歌や俳句に残しています。明治時代中期以降には、1903年に住友家第15代当主の住友春翠(しゅんすい)が本格的な西洋建築の須磨別邸を建てると、1914年には皇室の別荘にあたる「武庫離宮(むこりきゅう)」を造営。鉄道の開通や第一次世界大戦による好景気もあって、華族や財界人たちがこぞって土地を求めるなど、明治時代末期から大正時代にかけての須磨は、別荘地・保養地として大きな発展を遂げました。

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